『 安藤美姫より子どもたちへ 』
安藤から、子どもたちへ「自分の長所と短所を教えて下さい。」と質問をした時に、千里さんが「自分の長所はありません。」と答えました。安藤が妹の葵さんに「お姉ちゃんの良いところは?」と聞いたところ、「いつもお菓子をわけてくれる」と答えがありました。安藤より「妹想いだね。家族を想えるということは、人も思いやれるということだからね。」
☆渋川葵さんとお姉さんの千里さん
そして、子どもたちへこんなお話をしました。
『 感じたこと思ったことはちゃんと伝えよう。』
『 自分の長所、短所が言えるのは良いことだよ。
それから、自分の思っていることをなかなか言えない人が多いと聞くけれど、自分の思っている事、感じたことはちゃんと伝えた方がいい。
いろんな違いがあるから人間なんだよね。だから違いがあるのは当たり前の事。
美樹さんとも喧嘩したこともあるけれど、今でも友達でいられるのはお互いに言いたいことを言い合って来たから。』
★安藤と曽根美樹さん
☆佐藤美里さん
『 震災は、これからの人生に強くいられる経験 』
『 それから、私は、9歳の時にパパを交通事故で亡くしました。その時、スケート教室に行くのを一時やめてしまったけど、先生とか友達が何回もお家にきて誘ってくれたの。
事故がなかったらスケートを続けていなかったかもしれない。
みんなも4年前に震災で辛い思いをしてきたとおもうけど、きっと強くいられる(これからの人生に)経験をしたのだと思う。
とても意味のあることだから大事にしてほしい。
そういう経験をしたからこそ、人をちゃんと思い遣れる気持ちがあると思う。
私は、パパを亡くしてラッキーなこともありました。
普通、学校に行っている時とかみんなのお母さんとかはみんながどんな表情しているとか知らないでしょ。
でも私は、パパがいつも空にいてくれて、空は世界中どこでも繋がっていて、いつも見てくれていると思っているから。
4回転を初めて跳べた時もパパが空にいて引っ張ってくれたから。そう思っています。』
☆西 羽矢斗くん
~最後に
『石巻の笑顔は特別です。海も輝いている。海は辛い思い出もあると思うけど、人が生きているのと同じように自然も生きています。私は石巻の魅力をもっともっと伝えていきます。』
と子どもたちに約束しました。
(了)
後記
初めての子どもたちとの対談で、どちらかと言えば、緊張していたのは、安藤・曽根さんだったように思います(笑)でも、だんだんと雑談をしながら笑顔もあふれ空気も温まりました。
子どもたちは、石巻の名物やおすすめどころをはりきって教えてくれました。
大きな災害があった場所ですが、ふるさとの自慢を出来るのはとても素敵な事だと思います。
終始、集中して対談に臨んでくれた子どもたち、ありがとうございました。
対談のコーディネイトをしてくださったNPO JENさんにもお礼を申し上げます。
*本サイトの写真転載を固くお断りします。
『 また石巻にスケートレッスンにきますね!』安藤