Reborn-Garden

RebornGardenは、フィギュアスケーター安藤美姫と仲間・サポーターによる東日本被災地そして困難の中におられる方々への支援活動です。共に成長できたらと願っています。

   
カテゴリー「安藤美姫取材(宮城 石巻 JEN編)」の記事一覧

安藤美姫取材:JEN伊藤さん (その8)現地とボランティアの交流 復興支援のフェーズ

「ボランティアとの交流で現地の皆さんの価値観が大きく変わりました。」伊藤

2012年11月石巻市狐崎で。スマイルツリー制作を子どもたちと


~今のボランティアはどんな役割があるのでしょうか?~

伊藤「例えば、安藤さんと武田奈也さんが子どもたちとの交流イベントを開催してくれた牡鹿半島の狐崎(きつねざき)は小さな集落で、もともと過疎化していたし、このままだと、何年後かには学校もなくなってしまうんですね。」

安藤「はい、行った時に子どもたちから学校の話は聞きました。あの会場はとてもまとまりが良かったのを覚えています。私たちも温かく受け入れて下さって。」

伊藤「実はそれは村の変化なんです。もともと村は閉鎖的だったのですが、震災がきっかけで外からたくさんの人が来るようになって。最初はなんだ、この事態はっていう感じだったけど、『受け入れてみたらいいものだ』と。」

安藤「へぇ~。」

伊藤「象徴的だったのが、村でワークショップをやったときに・漁業が発展する、人がたくさん来る。・漁業が儲かって人がこなくなる。とかいろんな選択肢が出てきた中で、『漁業は今、生活が営める程度でいいから、人の受け入れをこのまま続けたい』という話になりました。自分たちがその価値に気付けたというのが大きな成果です。震災をきっかけに、人との交流があった方が張り合いが出るし、気持ちがいいという事が分かった。今、浜に来てくれる人は殆どがボランティアさんなんですけど、『外から人が来なくなるのが嫌だ』という話になりました。」

~「だからボランティア交流なんですね。」

伊藤「はい、だからたとえばわかめの養殖のお家を手伝いに行って、ある程度の出荷作業を『〇〇キロやった』というのも成果なんですが、ボランティアさんに来てもらって人と人との関わりあいが生まれるのも、緊急期から2年経ったいま、とても価値のあることなんです。

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安藤美姫取材:JEN 伊藤さん (その7) ボランティアってむずかしい?

「日本ではボランティアってむずかしいイメージがありませんか?」安藤

「大丈夫です。しっかりオリエンテーションしますから。」伊藤



安藤「東北のこと、ずっと忘れてはいけない話じゃないですか?ボランティアで初めて訪問する時、お話を聞きたい人って絶対いると思うんですよ。でもまだお話ししたくない方もいらっしゃるだろうし。ボランティア初心者にはむずかしい感じがします。」

伊藤「現地に来て、被災した方に話を聞いていいのか?と思ってしまうということですか?」

安藤「はい。」

伊藤「誰彼かまわず聞いて良いということはありませんが、語り部(かたりべ)というボランティアもいるぐらいですし、それは皆さんに『伝えたい』」ということなんです。あまり考え過ぎない方がいいですよ。」

安藤「そういえば、私の応援してくれている人も、ボランティアって難しいイメージがあったみたいなんですが、この間、その方からお手紙頂いて、『募金もしたことが無かったのに、JENさんの活動を見て行きました』っていう方もいました。」

伊藤「それはすごいですね。安藤さん微力じゃないじゃないですか!」
  (安藤が「自分は微力」をさかんに口にするので)

安藤「はい、まずは、知って頂いて、それがきっかけで、他の支援にもいかれるでしょうし。その方の知り合いとか友達に広まっていくことが大事かなぁと。」

伊藤「それが大事ですね。入り口はなんでもいいんです。そして気が付いたことに関わってくださればいいなぁと思います。」

安藤「日本て、ボランティア活動って一般的ではないイメージがあります。アメリカだとボランティア活動がたくさんあり、することが普通。日本では助け合いとかが日常化していない感じがあるのでしょうか?」

伊藤「日本ではあまり一般的ではないかもしれませんね。でもやっている人が得るものは大きい。それは、日本もアメリカも同じだと思います。興味があったらぜひやってみて欲しいです。

安藤「そう、興味を持ってやっていいと思うんですよ。JENさんとか経由して、興味があれば行って欲しいです。行く前に考えてしまう人が多いのかもしれないけど、行ってみたら自分が得るものが大きいので、また行きたくなる。私も力をもらいに行っている部分があります。

伊藤「大きなダメージを受けて大変だからこそ、逆にどう復興しようかっていうエネルギーを持っている人がいて、被災地で何かをしようと思って他県から集まって来る人もたくさんいて。今、東北はそういうエネルギーのある場所でもあります。ぜひ来て頂きたいと思います。

JENボランティア募集

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安藤美姫取材:JEN伊藤さん (その6)伊藤さんの1日

「僕の担当は、子ども支援と石巻をよりよく知ってもらうための
 広報です。」伊藤



RG編集人「復興の様子をわかりやすくするため、伊藤さんの1日を教えてください。」

伊藤「では、木曜日の1日を。

1、朝9時に中学校の先生と打ち合わせをしに行きました。6月に他県から来る中学生と一緒に例の花壇づくりをするという企画を組んでいて、その打ち合わせです。もちろん中学生も授業があるので1日ずっとできるわけではないんですが、90分の中で250人の生徒たちがどうやって関わりあいながら花壇を作りあげていくのかを話し合いました。

2、その後、牡鹿半島にある佐須浜っていう浜があって、40世帯あった内7世帯しか残っていなくて、JENが震災直後からずっと復興支援をしている浜があるんですが、そこに行きました。経緯から言うと
そこの住民の方が、復興に向かって新しい集落を作っていくために、住民が集まれるコミュニティ施設が欲しいという話があり、最初は仮設ですけど住民が使える集会所を作ったんですよ。その後、そこをどうやって活動してどうやって維持していくのかを村の人に集まってもらって話し合ってもらえるようなサポートをJENはしてきたんですが、その中から生まれたアイデアで、牡蠣小屋を3月までやりました。4月からは、もともと食堂をやっていたお母さん二人がそこで食堂を再開して、今、「「はまゆう(浜友)」」という食堂兼地域の集会所のような場所になっています。そこが季節ごとのメニューを出すというので、そこに顔を出して、今後どうやってサポートできるか、ヒアリングしたり写真を撮ったりしました。

3、午後3時ごろ、事務所に戻って、写真を整理したり、そういう情報を外に出す原稿を作ったりとかミーティングをやって、午後6時くらいに終了です。

JENは、地元のスタッフが多いということもあり、一所懸命になりすぎて残業が多い時期があったのですが気をつけています。自分たちがしっかりしていないと活動が続かないからです。」


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安藤美姫取材:JEN伊藤さん(その5)伊藤さんの仕事のきっかけ。復興支援、人それぞれの役割


「緊急支援から自立支援まで長い目で見た活動をしたかった」
 伊藤



安藤「伊藤さんは何でJENさんで働いているんですか?」

伊藤「震災の時は仙台の大学生だったんですが、休学して関西で村起こしの農村ボランティアに
行っていました。1年の予定が2年行っていて。
地方の活性化にもともと興味がありました。
3月だったので、仙台の大学に復学するタイミングだったんですが、震災が起きて。ちょうど体が空いていたので、自分に何かできることがあるのだろうかと思いながらも、ネットで調べたら、行ったら何かボランティアの仕事があるということがわかって。
まずは、2週間くらいのつもりで行って、最初は石巻に集まってくる物資を市内の必要な場所に運ぶ仕事をしていました。
それがひと段落して4月になって、どうしようかと考えていたところ、たまたまJENに会ったんです。
復興まで何年かかるんだろうと思っていたところだったので、世界各地で
緊急支援~自立支援まで長い目で見た活動
をしているJENで仕事をさせてもらうことにしました。たまたまだったんですけど。」

安藤「運命だったんですね。なんかすごいですね。
私がリンクにも乗れない時期にすごい活動をしていたんですね。」

伊藤「安藤さんはその時は試合をしなくてはならなくて、動けなかった。
僕は何もすることがなかったので」

安藤「震災直後、普通の生活をしていいのかという風に悩んでしまって。でも試合だし・・・。」

伊藤「いや、でも、それは本当に人それぞれで、その時置かれていた状況によって、様々な役割がありますよね。
安藤さんみたいに、人と人を繋げたり、自分のできることで資金を集めて、JENと一緒に支援を届けたり。」

安藤「伊藤さん。立派ですね、お若いのに。」

伊藤「安藤さんと同い年です!」笑

安藤「えーっ?!二つ年下だと勝手に思っていました。」笑


伊藤さんが力を入れている花プロジェクト


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安藤美姫取材:JEN伊藤さん(その4)安藤美姫 現地活動のきっかけ

「札幌スケート教室で実際に子どもたちとふれあってみて、石巻に行かせてもらおうと思いました。」安藤

(その3の続き)

伊藤「安藤さんは、札幌のスケートキャンプがきっかけで石巻でイベントを考えてくれたんですか?」

安藤「現地に足を運ぼうというのは、母と話していて、でもショーのスケジュールとかでなかなか行けなくて・・・。その時期、競技を続けるかどうか迷っていて、自分の気持ちをすっきりしてから行きたいというのがまずあって悩んでいたんです。もやもやのまま行っても、現地で起こっていることにきちんと寄り添えるかなというのもあったし、中途半端な気持ちで皆さんに接することはしたくなかったから。でも、じゃあまず自分に何ができるかと考えたら、スケート教室だったんです。自分はスケートしかできないので、そこに石巻の子どもたちを招待して楽しい雰囲気になってくれたらって思いました。子どもたちに会えたら、少しは私にも何か理解できるかなって。大変な思いをされているから、スケート教室を100%楽しめないかなって思ってたんですけど。ある、おばあちゃまがとても私としゃべってくださって。子どもたちも楽しんでくれて。『石巻に来てね!』って言ってくれて、それでやはり時間を作って行こうって思いました。そして石巻に行って、自分が逆に元気をもらいました。」

伊藤「うん。そうなんですよね。活動していて、子どもと一緒に何かやる時が一番楽しいし希望を感じる。やっている甲斐を感じます。」

安藤「楽しいですよね!」

(お二人ともとても笑顔で嬉しそうでした)


札幌スケートキャンプ


石巻訪問 子どもたちとビンゴゲーム




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