Reborn-Garden

RebornGardenは、フィギュアスケーター安藤美姫と仲間・サポーターによる東日本被災地そして困難の中におられる方々への支援活動です。共に成長できたらと願っています。

   

安藤美姫取材 第4回 NPO法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 副理事長 田中涼子さん その1

           

愛知ボランティアセンターさんは、大きな2本の柱で活動されています。その一つは、被災地でのボランティア活動。東日本大震災が起きて、3週間後からずっと定期的に3年を経過した今も2週間に1回、名古屋からボランティアを募集し、約40人が大型バスで13時間かけて、宮城県石巻市の牡鹿半島の十八成浜(くぐなりはま)に行き、現地でも応援活動を続けておられます。そしてもう一つは”震災孤児遺児の応援のためのワンコイン(月500円)サポーターズ”活動です。


第1回は、被災地のボランティア活動の状況をお聞きします。

----どんな活動をしていますか?


田中:現地での活動は3つあります。一つは、”くぐなり食堂班”1汁3菜のお弁当を約130食作ります。食中毒などには最新の注意を払い、食材は地元のお店から仕入れています。まもなく”くぐなり食堂”100回目を迎えますが、同じメニューは一度もありません。季節のサプライズも心がけています。仮設住宅の談話室でお弁当を一緒に食べて、現地の方同士がお話ししやすくなるように心がけています。


2012年1月20日くぐなり食堂 活動の様子



二つ目は、”心配り班”。A4サイズの4ページのニュースを持って、十八成浜の全85世帯を訪問しています。「こんにちは~愛知ボラセンです。今週もボランティアに来ました~」と元気よく挨拶。石巻市中心部から車で1時間近くかかる十八成浜は高齢者がほとんどの限界集落。道を歩く人もほとんどいません。その十八成浜に元気を届けています。愛知ボラセンの訪問を待っていらっしゃるご家庭もあり、何時間もお話を聞いたりしています。
三つ目は、”チーム恭一with安吾&文吾”。仮設住宅にお住いの方々とともに、外周りの仕事全般をする班です。仮設住宅の男性たちが中心になって活動していますが、皆さんの生きがいになっています。

             

田中涼子さん NPO法人被災者応援 愛知ボランティアセンター副理事長常務理事
高校生の時に、今の愛知ボランティアセンターの代表久田氏が顧問を務められていた、”阪神淡路大震災でお父さんお母さんを亡くした高校生に奨学金を贈る会”に参加し、毎月17日に街頭募金活動を続けた。東日本大震災が起き、愛知ボランティアセンター立ち上げ時より、被災地へのボランティア派遣、震災孤児・遺児のための活動を続けている。28歳。2児の母親。


「まだまだ応援が必要とされています!」田中

-----今は、どんな状況ですか?

田中:4年目を迎えて、ボランティアさんの参加が減ってきました。月に1回で参加されたいた方が2か月や3か月に1回とか。ある程度は仕方がないかと思いますが、5月に申し込みが増えない危機的な状況が訪れました。これまでに参加されたボランティアさんに呼びかけ、なんとかこれまでと同じようにボランティアバスを出すことが出来ました。

安藤:オリンピック招致の決定とかワールドカップとか興味がそちらに行ってる?物価が上がっていることもあるのでしょうか?

田中:参加費は消費税が上がったため1,000円のUPの13,000円(名古屋⇔十八成浜 往復)にしましたが、それが大きな理由ではないと思います。

「 ”もう” ではなくて ”まだ” 3年。風化させてはいけない。」安藤

----一般的には、3年以上経って、もうボランティアはいらないと思う人が少なくありませんか?

安藤:まだ3年でしょ?!

田中:残念ながらそう言われることもあります。

安藤:アメリカの”9.11”の事は、今も風化せずにアメリカの皆さんの心にいつもあるように思います。私がニューヨークのグラウンド0に行ったときに、日本人の方も含めていろんなメッセージや遺品が展示されていました。悲しい、辛いという思いは、本当に経験された方でないとわからないけれど、アメリカの人はありのままに思いを伝えていると思います。
日本人は、謙虚で我慢する方が多いですね。それは良いことでもあるけれど、デメリットになってしまうこともあるんじゃないかなって思います。現実にどんな事を思っているのか伝えた方がいいですよね。まだ3年です。忘れてはいけない。

田中:報道も減りました。でも今年の3.11は、被災地で活動している団体が減ったためか取材する先がなかったのかと思いますけど、一社から5人もの方から取材の問い合わせが来ました。
3.11の時だけ集中するという・・。

安藤:3.11.その時だけなんですよね。

「また、必ず帰ってきてくれると十八成浜の方は信じてくれています」田中

----ボランティア活動。具体的にどんな事が必要とされているのか教えて下さい。

田中:家を失ってしまった方、家が残った方とか被害の状況が違っていて、もともと近所づきあいが出来ていた方達が、お互いの事を話しにくくて、出来なくなってしまっていたりします。遠慮もあるし、複雑な思いもあると思います。大津波は家とともに、人間関係も押し流したと思っています。そんな状況の中で外部の人の方が話やすいということもあるので、一緒に食事をする機会に集って頂いたり。そういう中で人間関係を修復するお手伝いもしています。また、十八成浜の方もいろんなアイディアとかこうしたいということはおっしゃっていますが、高齢の方が多いので、私たちがお手伝いして実現に持っていくパワーを提供しています。
また、必ず帰ってきてくれると十八成浜の方は信じてくれていますし。なかなか、震災直後の、がれき処理とかのように成果が形に見えないので、伝えにくいのですが、4年目を迎え、被害者の格差が明らかになってきている今こそ、仮設住宅での応援活動が必要です。阪神淡路大震災でも3年目以降に孤独死が増加しています。

安藤:ボランティアさんを集めるために現地イベントをやってみるのはどうでしょうか?何か今までと違う内容で刺激がある内容とか目標を作って。それから、高齢の方もパワーあると思いますよ。おばあちゃんの作ってくれるものって美味しいと思うし。十八成浜の方自身にも食事を作って頂くとか、どうですか?

田中:はい、その一つに秋に桃源郷プロジェクトというのを計画しています。十八成浜の皆さんの発案なんですよ。春に咲く花の木を十八成浜にちなんで1,800本植えようという計画です。被災者が計画して、ボランティアといっしょに植林し、被災者が管理されます。

 


「活動に変化が必要な時期。でも、きっと前に進むことが出来る。」安藤

安藤:独りで内に秘めてずっと我慢できる、耐えられる力がある方もいるかもしれない。それはマイナスな面もあり、辛いことだと思いますし、孤立してしまう理由になっているかもしれない。被災された方の中にはそんな状況の方もいらっしゃると聞きました。
でも、3年以上定期的に通われていて、前に進んできていると今日、教えて頂いたし、愛知ボランティアセンターを待っていて下さるということは、信頼されているということですよね。それは口でいうのは簡単ですがすごいことだと思います。活動に変化が必要な時期で大変かと思いますが、きっと前に進む変化を起こすことができると思います。

田中:3年間活動して、何度もリピートして参加されている仲間がたくさんいます。その仲間を信じていますし、新しい仲間も増やしていきたい。そして、十八成浜の皆さんともっと協働していく機会を作っていこうと思います。


丁寧に活動を記録したファイル 


愛知ボランティアセンターHP

(次回は、ワンコインサポーター活動について掲載します)








 


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